ザ・マジックアワー

三谷幸喜監督


キャナルレイトショーで観てきた。
俺理論の「妻夫木君出てる映画は面白くない法則」が打ち崩された。


ちなみにマジックアワーとは


日没後の「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す写真・映画用語


だそうだ。


映画は結構面白かったよ。
三谷幸喜監督脚本はやっぱいいねー!
劇場笑い声で溢れてた。
笑わせ方が上手いと思うし、それやっていいのか?って思えるぎりぎりのラインで攻めてくる。
笑うな!って方が厳しいかも。


役者は三谷ファミリー総出演って感じ。
香取は必要だったのが疑問だけど?
深津絵里が魔女すぎるエロさで攻めてきおった。
寺島進はバカっぽいキャラ設定を巧い事こなしてたね!一番いい演技してた。
西田敏行のボス役も途中までゴッドファーザー思わせてくれるくらい雰囲気あって無茶苦茶良かったんだけど、最後のシーンで西田敏行に戻っちゃってがっかりしたかな。


一発目にロングカット入れてくるあたりも流石。
割りと長回し多かった気がする。


劇中劇を一捻り、二捻りして魅せてくれる脚本の構成力に感嘆。
そして浮気一つでどこまで話広げてるんだよ!!ってね。
若干オチが軽薄すぎてご馳走的な終わり方だったが。
あと本当に映画・演劇が好きで好きでたまらなくて撮ったとも思わせてくれる。


とまぁ褒めてるんだけども・・・
なぜかわからんがなーんかもやっとする観賞後だった。


上手く言えないけど映画らしくない映画だったんだと思う。



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