文車館来訪記

文車館来訪記 (KCデラックス アフタヌーン)

文車館来訪記 (KCデラックス アフタヌーン)

冬目景
講談社アフタヌーンKCDX
98〜00年新マグナム増刊号と04年アフタヌーン12月号で掲載。


冬目漫画大好きなので手を出した。
本屋探しても見つからなかったから結局次のルノの合わせて密林で購入。
1200円もするからなんでだろうかと思ってたら
全話(あとさきをのぞく)フルカラーだった。
そこにまず驚いた。


モノや生き物に命を吹き込んで擬人化したキャラクターによって描く。
壊れない限りは永遠の命を持つモノ。
そのモノの感情から捉えた人との関わり方を描いていくところがよい。


冬目漫画らしい世界観が和服・着物といった描写によって増していて良い。
そんなフルカラーの豪華本だったにも関わらず
一番好きだったエピソードが白黒の「写真館の先客」だったのがすみません。



人に帰る所があるように・・・
物にもちゃんとあるべき所があるようですから


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