マイマイ新子と千年の魔法


片渕須直監督、マッドハウス制作、2009年11月公開


マッドハウス制作というわけでチェックしときましたよw
原作があったという事前情報すら知らずに行ってきました。



物語は山口県の昭和の時代を舞台に繰り広げられる。
主人公である新子はおじいちゃんから、
自分の住む町の千年前の姿を話として聞かされて育っている。
そしてその千年前の町の空想をする。
昭和の時代と平安の時代が交錯しながら銀幕が彩られていく。


ストーリーとしては小学生の昭和の時代のごく身近な話で進められる。
学校生活やら放課後の遊びやら。
そんな身近な生活を描きながら物語進められるわけで
単調な物語に落入そうだなと若干危惧して観ていたのだが、
新子の持つ千年前を想像するという特殊な設定のおかげで
空想遊びとでもいうのか、過去と現在が入り交じって展開される。
それが若干複雑な思考を俺には要求されたように感じた。
個人的にそこから感じられたことは
どんな時代でも子供の持つ心はそんなに大きく変化するものではないということか?


子供心ってのは純粋で真っ直ぐで…
どう成長していくのかは、その周囲の環境にも大きく影響されるものである。
物語は正味約1年くらいの期間で描かれており、
ゆっくりとその子供たちの成長をみせてくれたようにも思えた。


映画を観終わっていまいち何を伝えたかったのかが
自分の中で分からない類の映画には感じられたが、
原作ありきの作者の自伝的物語と知って、
なんとなくそういうのがハッキリわからなくて大丈夫かな、とも思ったw


映画として、映像としては、昭和の時代や空の青や木々の緑が鮮やかで良かった。
なんかあんまりレビューできてねー、まぁそんな時もあるか…いいか…




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