借りぐらしのアリエッティ


米林宏昌監督、2010年7月公開


最近映画館なんてとんとご無沙汰だったので
久しぶりにジブリ!と思って行ってきた。


アリエッティに恋してしまうよー…


自分の予想というか期待を遥かに超えて良かった。
映画館に来て良かったな、って思えた。


物語は小人と人間が生きる世界。
小人は人間に絶対に見つからないようにしながら、
少しずつ生活に必要なものを
人間の世界から「借り」ながら生活を送っているという設定。
で、見つかっちゃうわけよ。
まぁ見つからないと物語は始まらないしね。
その中で小人と人間がどういう関係性を続けるか?ってのが見所だと思う。


実際のとこ小人なんていたら、
ハルさんみたいな行動をとるだろうなと俺は思う。
それをあれだけがっつり、ハルさんを悪者っぽく描いたのにも感心する。
ショウとアリエッティの対話からは
作り手が描きたいとする
種族としての人間へのメッセージ性みたいなものが見え隠れした。
ポニョよろしく深読みすれば色々出てきそうな感じで。


でもなんだかそういうのはあまり思い巡らすところではないかなとも思う。
映画を観終わった後
想像していたような典型的なハッピーエンドではなかったが
とても穏やかな感情を抱いた自分がいた。
アリエッティとショウの純粋な部分での心の交流を感じられたんだと思う。
それでいいかなって思えた。


アリエッティ、君は僕の心臓の一部だ。




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