ALWAYS三丁目の夕日'64


2012年公開


三丁目の夕日3作目
舞台は続三丁目の夕日から5年後の1964年(昭和39年)
東京オリンピックが開催された年ですね。


物語はいつもの三丁目住人のいつものどたばた劇。
茶川家騒動と六ちゃん恋人騒動の二本を軸に展開する。
観ているこっちが恥ずかしくなるくらいニヤニヤする六ちゃん騒動。
劇場ながら声出して笑ってる人も多かったね。
ひとを見る目ってのは、自分自身の判断力のことであって
しかしそこを伸ばしてくれるのは結局
今までの人間関係によるところが大きいんだろうね。


で大筋はやはり茶川家のほうかなー。
茶川先生って本当びっくりするくらいだめだめな人間なのに
周りの人が、それはもうできた人達ばかりでびっくりする。
ただ小説が好きで好きでたまらないっていう、一本筋がある人って
ただそれだけで人を惹きつける魅力があるってことなんだろうけど
茶川先生からそれを感じるのは難しいところではあるなw
不器用な人間なりの不器用だけど幸せな生き方。
劇中でも「幸せってなんだろうね?」みたいな問いもあったが
この映画を観ていて感じたのは
周囲の人間との温かい繋がりなんじゃないかと思えた。


昭和という高度経済成長の時代
カラーテレビやら自動販売機など劇中でも登場し
何より東京タワーという昭和を象徴するアイコンが画面を印象付ける。
日本という国を作り上げた人達への尊敬と感謝を詰め込んだ映画である。
が、その分ちょいとばかし昭和という時代を美化しすぎて描かれるけどね。
でもこの映画はこれくらいやってくれるからこそ意味があるんだろうけど。