ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない


2009年公開


もとは2chの掲示板に投稿されたスレ主の「マ男」の投稿をもとにした物語。
まとめ読んでみたい方用
ハム速http://hamusoku.com/archives/08648.html


IT業界の末端会社に勤めるマ男は自分の仕事に限界を感じた理由を
某巨大掲示板に書き込み始めるところから、マ男の回想として描かれる。


とりあえず劇中に出てきたブラック企業6カ条は相当笑えた。
1.就業規則があるにも関わらず、残業が当たり前
2.何日も徹夜が続くことがある
3.社内に情緒不安定な社員がいる
4.必要経費が一切認められない
5.同僚のスキルが異常なほど低い
6.従業員の出入りが激しい


自分の会社は・・・半分くらいは該当するかなw
正直1個も当てはまらないホワイト企業なんて本当に実在するんだろうか?


とまぁそんなことはさておき
もともと2chで読んだ時から印象の強い物語だったので
映画に興味はあったが、なかなか観るタイミングがあわなかったので
たまたまチャンネルNECOで見つけたのでみてみた。
物語の内容を知っている分
俳優やら演出の方に目がいくもんですね。
デスマやら三国志ネタの演出は、まぁ・・・微妙ですかねw
俳優陣はなかなか良かったのではないかと。
特に品川の演じるリーダーのうざさは観ていて充分引くレベルにあったし。


この映画を観て、まぁ自分の会社と比較する人は大勢いるんだろうね。
ここまでブラックじゃないけど、ある程度思い当たる節がある人は多いだろうし
会社勤めしている以上はそこは避けられないだろうし。
まぁある程度思い当たる節があるからこそ、ここまで話題になったんだろうけど。
そういう意味で、グレー企業なんて会社が多いんだろうね。
で、会社の理不尽に耐えながら
なぜ仕事を続けていくのか?続けていけるのか?
もちろん生活のため、生きていくため。それもある。
そういうことじゃなくて仕事のやりがいってこと。
この作品でだした答えは凄くありきたりなオチではある。


じゃああなたはどうですか?って聞いてくるのが
この映画を観る価値であって
考えて悶々としてしまった自分は
もう少しだけ仕事してみてもいいかなとも思ったわけである。