ソーシャル・ネットワーク


2010年公開


フェイスブック創設者マーク・ザッカーバーグ物語。
世界最年少の億万長者に上り詰めた人間とは?
フェイスブックってどうやってできたのか?
物語はフェイスブックが拡大するまでを回想的に描きつつ
裁判前の訴訟手続きを行うシーンをカットバックしながら描かれる。


ハーバード大学に通う自分の頭がいいと信じて疑わない人間マーク!
全て自己顕示欲全開むき出しに突っ走るマーク!
承認欲求の塊みたいな人間だからこそ
作り上げられたフェイスブックなのかもしれない。
正直ここまで利己的に行動できるものなのか・・・
フェイスブックを作ることの原動力に
ふられた彼女を見返す為っての強く見えるのが切ない。
基本的に金儲けに興味を示していなかったマークが
結果的に大富豪になりあがったのは
その事実だけをみれば幸運な結末なんだろうが・・・
この映画は違ったな・・・
最後にたった一人でブラウザを更新し続けるマークは切なすぎたなー。


毎回映画レビューをつける時にポスターを探してるんだけど
まぁこのポスターうまいことコピーをいれたもんであるね。


フェイスブックがどういうものか、なんとなくわかったので
自分のフェイスブックももう少し活用してみるべきかとも思ったが
まぁそれはまた気が向いたときでもいいだろう!

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない


2009年公開


もとは2chの掲示板に投稿されたスレ主の「マ男」の投稿をもとにした物語。
まとめ読んでみたい方用
ハム速http://hamusoku.com/archives/08648.html


IT業界の末端会社に勤めるマ男は自分の仕事に限界を感じた理由を
某巨大掲示板に書き込み始めるところから、マ男の回想として描かれる。


とりあえず劇中に出てきたブラック企業6カ条は相当笑えた。
1.就業規則があるにも関わらず、残業が当たり前
2.何日も徹夜が続くことがある
3.社内に情緒不安定な社員がいる
4.必要経費が一切認められない
5.同僚のスキルが異常なほど低い
6.従業員の出入りが激しい


自分の会社は・・・半分くらいは該当するかなw
正直1個も当てはまらないホワイト企業なんて本当に実在するんだろうか?


とまぁそんなことはさておき
もともと2chで読んだ時から印象の強い物語だったので
映画に興味はあったが、なかなか観るタイミングがあわなかったので
たまたまチャンネルNECOで見つけたのでみてみた。
物語の内容を知っている分
俳優やら演出の方に目がいくもんですね。
デスマやら三国志ネタの演出は、まぁ・・・微妙ですかねw
俳優陣はなかなか良かったのではないかと。
特に品川の演じるリーダーのうざさは観ていて充分引くレベルにあったし。


この映画を観て、まぁ自分の会社と比較する人は大勢いるんだろうね。
ここまでブラックじゃないけど、ある程度思い当たる節がある人は多いだろうし
会社勤めしている以上はそこは避けられないだろうし。
まぁある程度思い当たる節があるからこそ、ここまで話題になったんだろうけど。
そういう意味で、グレー企業なんて会社が多いんだろうね。
で、会社の理不尽に耐えながら
なぜ仕事を続けていくのか?続けていけるのか?
もちろん生活のため、生きていくため。それもある。
そういうことじゃなくて仕事のやりがいってこと。
この作品でだした答えは凄くありきたりなオチではある。


じゃああなたはどうですか?って聞いてくるのが
この映画を観る価値であって
考えて悶々としてしまった自分は
もう少しだけ仕事してみてもいいかなとも思ったわけである。

ALWAYS三丁目の夕日'64


2012年公開


三丁目の夕日3作目
舞台は続三丁目の夕日から5年後の1964年(昭和39年)
東京オリンピックが開催された年ですね。


物語はいつもの三丁目住人のいつものどたばた劇。
茶川家騒動と六ちゃん恋人騒動の二本を軸に展開する。
観ているこっちが恥ずかしくなるくらいニヤニヤする六ちゃん騒動。
劇場ながら声出して笑ってる人も多かったね。
ひとを見る目ってのは、自分自身の判断力のことであって
しかしそこを伸ばしてくれるのは結局
今までの人間関係によるところが大きいんだろうね。


で大筋はやはり茶川家のほうかなー。
茶川先生って本当びっくりするくらいだめだめな人間なのに
周りの人が、それはもうできた人達ばかりでびっくりする。
ただ小説が好きで好きでたまらないっていう、一本筋がある人って
ただそれだけで人を惹きつける魅力があるってことなんだろうけど
茶川先生からそれを感じるのは難しいところではあるなw
不器用な人間なりの不器用だけど幸せな生き方。
劇中でも「幸せってなんだろうね?」みたいな問いもあったが
この映画を観ていて感じたのは
周囲の人間との温かい繋がりなんじゃないかと思えた。


昭和という高度経済成長の時代
カラーテレビやら自動販売機など劇中でも登場し
何より東京タワーという昭和を象徴するアイコンが画面を印象付ける。
日本という国を作り上げた人達への尊敬と感謝を詰め込んだ映画である。
が、その分ちょいとばかし昭和という時代を美化しすぎて描かれるけどね。
でもこの映画はこれくらいやってくれるからこそ意味があるんだろうけど。

キックアス


2010年公開


ヒーローに憧れるただのオタク主人公デイブが
ネットでヒーローもののコスプレ衣装を購入して
気持ちひとつだけでヒーロー「キックアス」になりきる。
キックアスのちょっとした活躍が
次第にマフィアを巻き込んだ大抗争へと発展していく・・・


みたいなお話。


面白かった?といえば面白かった。
しかし正直マフィア死にすぎで若干引いてしまう。
もっと超能力然としたヒーローものなら観れてしまうんだろうが
何せ主役たちは一切の能力をもっていない。
凄い量のミリタリーとマーシャルアーツの数々。
それを以て悪役たちを成敗していくわけで。
当然ありえないフィクションなんだけどさ
ぎっりぎりありえそうな所に設定があるから
その惨殺っぷりが若干引いた目で観てしまう要因にもなってしまったかなー


まぁそれでも充分見どころは多かったけど。
なんと言ってもヒットガールの存在が大きい!
あの子役凄いね…。
マーシャルアーツやナイフアクション凄すぎるし!
二丁拳銃でマガジンを空中でリロードする演出はかっこよすぎた!
ニコラス・ケイジが霞んでしまうくらいびっくりの存在感だったなー


物語としては
デイブのしょうもないヒーロー妄想が
交通事故的にマフィアとビッグダディの復讐劇に巻き込まれただけだったので
もうちょこっと何かひねりが欲しかったところではある。


続編作りたい!みたいな意気込みを感じる引きだったのが気になる…

けいおん!


2011年公開
海外旅行のくだりは面白かった!!
が、ラスト天使にふれたよの演出がもったいなかった。
アニメでやったにせよ、もう一度きっちり演出すべきだった。
そしてエンドロールの無音ももったいなかったなー
せっかくあそこまで作ったのに最後駆け足で、詰め甘く終わった感じ。

プラダを着た悪魔


2006年公開
スター・チャンネルつけてたらたまたま始まったので観てた。
そしたらえらい面白くてついつい最後まで観てしまった。
ちょっと頭の切れる主人公が
自分のジャーナリズムをなしとげる下積みのために
アメリカファッション紙最高峰のランウェイの編集部に入る。
何が面白かったか?
メリル・ストリープの本当悪魔じみた演じっぷり。
役どころとしてとにかく自分のわがまま押し通す!
プライベートも勿論だが、仕事にも及ぶわがまま。
ただその仕事に及ぶわがまま悪魔じみた仕事へのプライドともとれるところがいい。
そんな悪魔に翻弄されながら成長していく主人公。
ブランドものをつぎつぎと着こなしていく演出も良く。
それでもって最後は悪魔の期待をいい意味で裏切るハッピーエンド。
構成やら演出やら俳優やら
色々見どころ満載で非常に楽しめた。

ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル


2011年公開
正月2日に観にいった。
ここから正真正銘2012年に観た映画。
キャナルのIMAXシアターも初めてだった。
もうちょい大きいスクリーンだと思ってたが意外と小さかった。
次行く機会があったら前から5〜8列目をおさえたい。
凄くアンチャーテッドみたいな世界だった。
ストーリーはよくわかんなかったけど、はらはらどきどきアクションだった。
ちなみに県警がポスターで飲酒運転撲滅コラボしてたけどさ・・・
なんかもう撲滅不可能ってわりきってやってる感が切なかった。
うん、ミッション一歩渋る←誤字って一人で笑った